私たちは、子育て支援と、女性のエンパワーメント支援を両輪にして、
子育てがもっと豊かなものになるよう、さまざまな方面から活動を行っています。

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第20回はぐはぐ子育て塾を開催

2015年3月19日に、はぐはぐ塾を開催しました。
57組、125人のご参加をいただき、大盛況となりました。

今回は、多賀クリニック小児科医の多賀千之(たが・かずゆき)先生を講師に迎え、
「子ども達の心の中にある“甘える壺”を満たすために」をテーマに、
親として医師としての経験から「子育てのつぼ」のお話をしていただきました。

 

 

講座は、絵本「ちょっとだけ」の朗読から始まりました。

(以下、抜粋)

【お家に赤ちゃんがきて、お姉さんになったなっちゃん。まだまだお母さんに甘えたいなっちゃんですが、お母さんは赤ちゃんのお世話で忙しく…。なっちゃんは、を今までお母さんにしてもらっていたことを、思い切って自分でやってみます。すると「ちょっとだけ」成功しました。「ちょっとだけ」できることがちょっとずつ増えて、「お姉ちゃん」になっていくなっちゃん。でも公園から帰って眠くなったなっちゃんは、どうしてもお母さんに抱っこしてもらいたくて、お願いをします。するとお母さんは……】

 

――健気ななっちゃんの姿と、絵本の最後に描かれている愛情いっぱいのお母さんの対応に、思わず涙…というママも多かったのではないでしょうか。

多賀先生によると、すべての子どもたちは、心の中に「甘える壺」を持っていて、その壺を満たしてあげることで、子どもは自己肯定感を高めることができる、とのことです。
 

以下は先生のお話のまとめです四葉のクローバー
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■すべての子どもたちは、心の中に「甘える壺」を持っている。その壺を満たしてあげることで、子どもはお母さんへの信頼感、自己肯定感(自身)を身に着けることができる。それが、自立へとつながる。

■「抱っこ」とは、「お母さんに甘える」典型的な表現方法。子供は安心する。

■虐待を受けた子は、自分に価値がないと感じてしまう。小学校低学年までしっかり甘えさせてあげると、それが土台となり、何かあったときに起き上がる力、立ち直る力へとつながる。

■子どもたちの心の中の「甘える壺」を満たすためには、子どもとの“1対1”を心がける→甘えさせてあげるには、甘えられる環境が大切。特に1対1でお風呂に入ることは有効。 ※“1対1”の時間をつくる努力するのではなく、できるときに、ちょっと工夫をすることが大事。

■「甘えさせてあげる」と「甘やかす」は違う。「甘えさせてあげる」とは、お母さんの時間をあげること。「甘やかす」とは物やお金などを要求のままに与えること。
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講座では多賀先生から2つの宿題が出されました。
一つ目は「今日帰ったら、子どもをいっぱい抱っこする」こと。
「小学生の子などは照れて逃げるかもしれないが、追いかけて抱っこしてください」と多賀先生。

そして二つ目は、パパに「ありがとう」と言葉にして伝えること。
先生曰く、「『ありがとう』という言葉は伝染する。パパに『ありがとう』を言えば、子どもも『ありがとう』を言うようになります」とのこと。

 

そして最後に先生から、子育て中のママたちへのメッセージをいただきましたきらきら

「お子さんが成長してくると、可愛いだけではなくなる。でもお子さんが赤ちゃんの頃、ママたちは『あなたの全部が好き』『全部が可愛い』と思っていたはず。育児に行き詰ったときは、お子さんが小さい頃のアルバムを見て、初心に返ってください」

 

 

 <参加者の感想>・・・・

「今まであまり考えていなかった子育てのヒントがたくさんあった。これから少し意識しながら子育てしていきたい」

「愛情は時間、というのが意外だった。子どもが2人いるので、もっと上の子と1対1の時間をつくろう、と思った」

「4歳と2歳の子がいるが、上の子が下の子にいじわるをすることがあった。抱っこを意識してするようになって、あまりいじわるをしなくなった。もっと抱っこしてあげたいと思う」

「2人の子どもに毎日怒ってばかりの自分に反省。甘やかしと甘えさせるの違いがわかってよかった」

「今日のお話が聞けて良かった。『ちょっとだけ』の絵本も、先生の言葉も、ジーンとした。上の子へのしつけが厳しいかなと思うところもあるので、もっとしっかり甘えさせてあげたいと思った」

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先生のお話に耳を傾けながら、みなさん自分の育児に思いを省みて、
さまざまな発見があったようですね。
子どもを抱っこ、お父さんにありがとう。
いつもよりちょっとだけ意識して、スキンシップや言葉かけすることで、
確かな家族の絆を、時間をかけて築きあげていけるとよいですねハート
今回もたくさんのご参加ありがとうございましたニコッ